映画にまつわる観光スポット&ロケ地

映画界は決してアメリカのハリウッドだけではありません。100年以上も前から、日本でも映画は作られてきました。

明治時代の無声映画の時代から長い道のりを経て、現在では近代的な技術を用いて映画を製作していますし、特に日本はアニメーション映画の製作においても優秀です。

邦画作品は全国の映画館で上映されています。映画館のほとんどはショッピングモールやショッピングセンター内のシネマコンプレックスです。洋画も上映されますが、通常は欧米で正式に公開されてから数ヶ月後になります。基本的に、日本語字幕付きまたは吹き替えで見ることができます。

映画館で観る場合の一般料金は1,800円です。

今回の記事では、邦画の世界がのぞける観光スポットと、受賞歴のある作品のロケ地をご紹介します。

東映太秦映画村(京都スタジオパーク)

東映太秦映画村は、映画の舞台セットであると同時に、テーマパークでもあります。江戸時代や明治時代の町並みを再現した伝統的な建物があり、歴史映画や時代劇の舞台にもなっています。

当時の衣装に身を包んだスタッフがパーク内の雰囲気を盛り上げており、忍者ショー、忍者迷路、360度3Dシネマ、映像制作体験、お化け屋敷などのアトラクションもあります。

ジブリ美術館

こちらは超有名アニメーション会社の一つである「スタジオジブリ」のアート&アニメーション美術館です。

館内にはアニメーションの歴史や技術に関する展示のほか、ここでしか見ることのできないスタジオジブリの短編映画を上映する小劇場があります。

また、スタジオジブリの人気キャラクターたちが、実物大の彫刻や巨大なぬいぐるみとして展示されています。ジブリファンなら必見ですね。

二十四の瞳映画村

瀬戸内海に浮かぶ小豆島に作られた、邦画の撮影に使われた映画村です。

復元された集落には校舎、十数軒の住宅、神社、水路、畑、昔ながらの学校給食を提供するカフェなどがあり、数十年前のノスタルジックな雰囲気を再現しています。もちろん、映画を見ない方でも、楽しく散策できますよ。

『おくりびと』

『おくりびと』は、葬儀の準備をする人々を描いた映画です。英題は『Departures』で、2009年のアカデミー賞国際長編映画賞を受賞しました。

『おくりびと』は主に、山形県庄内地方の酒田とその周辺で撮影されました。鳥海山を背景にした広大な畑など、日本の農村や自然の風景が数多く映し出されます。

『ロスト・イン・トランスレーション』

数々の賞を受賞した映画『ロスト・イン・トランスレーション』のシーンの多くは、東京でも有数の活気と華やかさを誇る地域である、新宿と渋谷で撮影されました。

パークハイアットホテルや渋谷駅ハチ公口前といった有名な交差点がロケ地として使われた他、東京タワーや京都の平安神宮などの有名観光地でも撮影されました。